痛みという「アラーム」
痛みだけに限った事ではありませんが・・・
世の中には色んな「症状」と言われる状態(?)がありますよね?
その状態が長く続いたり、我慢できないレベルになって病院とかにいくと、
診断という形で名前をつけられて「病気」と呼ばれるようになります。
先日、感情は「アラーム」の役割もしている という話を書きましたが、
gorono-omoikomi.hatenablog.com
痛みをはじめとする様々な症状についても同じことが言えると考えています。
先天的に抱えている問題や、毒物を摂取したような特別な場合を除けば、
体はどうして壊れていくのでしょうか?
私は基本的に体が勝手に壊れることは無いと信じています。
何らかの症状が始まるまでに、
必ず何らかの心理的なストレスがあったハズだと思うんです。
そこには そのストレスを生む原因となっている「想念や思い込み」と、
それにくっついている強烈な「感情」との
セットで作られた「心のパターン」が存在しており、
アラームとしての感情を無視したり、抑圧したりして生き続けるとやがて肉体に症状として出てきます。
その「パターン」には例えば…
誰と間での、どんな出来事に関する、どういった考えや解釈の違いなどについて、どういう感情を抱いているのか? などといった様々な情報が一つのパッケージとして包括されており
その様々な心理的な情報に対応して、
臓器や組織、免疫系や内分泌系の働き(機能の亢進や減退)などが
決定づけられているからなんですね!
だからその「心のパターン」・・・つまり
あなたが「わかっちゃいるけど、やめられない」思考や感情のパターンを
無視しようが、抑圧しようが、忘れようと必死に頑張ろうが・・・
心と違って嘘をつけない体は、
水面下でずっと影響を被りながらも、必死にバランスを維持しながら頑張っています。
その過程の中で、負担が増して耐えられなくなってきた箇所や、もっとサポートが必要な箇所、さらには治癒のプロセスが起こっている箇所などに「アラーム」としての症状が現れ始めます。
痛みとか炎症などの様々な症状は、治癒が起こっているプロセスでもあります。
なのに現代では痛みを始めとする様々な症状を悪とみなします。
そして症状を無視したり、押さえ込んだりするから問題が複雑になってきます。
そこが痛いから、そこが凝っているから、実は助かっているかもしれないのに・・・
鼻水として、下痢として、痒みや湿疹として・・・何かを体から排出したいからこそ頑張っているせっかくの体の機能を
阻害するモノを飲んだり
切ったり
焼いたり
しているとしたら本末転倒です。
それでも体は置かれた状況で最善を尽くすべく働き続けます。
そしてその過程の中で新たに発生した「アラーム」もまたかき消されて・・・
人間の体って本当に凄いと思います。
今現在症状として現れていない場合でも、
病名がついていない場合でも、
あなたが数ヵ月、数年、数十年と続けている
「心のパターン = 想念や思い込み」をお持ちならば
まずは感情、そして体が送っている些細なサインを見逃さないで下さい!
もう慣れっこになってるから・・・
別にそんなに気にしてないけど・・・
などと甘くみないで下さい。
慣れてるんじゃなくて、気にしていないんじゃなくて、
すでに麻痺したり、鈍くなってるだけかもしれません。
体の方はず~っとこう言っているかもしれませんよ!
「誰の頑張りのおかげで…そんな鈍感でいられると思ってんの!?」って・・・
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