ゴローの「思い込み 」

目には見えない「心と体のつながり」を視覚化して、気づいて、あなたが「思い込み」から自由になるお手伝いをしています。「思い込み」という名の呪縛について私なりの「思い込み」を書き綴ってみるブログです。

それは「誰」が求めている完璧さ?

14日の日曜日、新宿にて2回目の体癖講座を無事に終えて帰ってきました。

 

滋賀の片田舎で細々と自宅サロンをやっている無名の私の話を聞くために、わざわざ集まって下さった方々、そして主催して下さった「ジャパユルヴェーダ和堂」の皆様、本当にありがとうございました。

 

講師の私自身もそうですが… 主催の「ジャパユルヴェーダ和堂」の方たちも「捻れ体癖」持ちばっかりなもので…(;^_^A

当初は「集客など含めて色々と大丈夫だろうか?」と人ごとのように思っておりましたが(苦笑)、和堂の皆さんの頑張りによって新しい参加者の方達も増えての開催となったので本当に感謝の言葉もございません!m(__)m

 

まぁしかし… 類は友を呼ぶ(体癖は同じ体癖を呼ぶ)じゃないですが…参加者も含めて異様に「捻れ体癖密度」の高い空間での講座は、思い出すとちょっと笑けてきたりもします…(;^_^A

 

 

gorono-omoikomi.hatenablog.com

 

 

今回は「体癖講座 特別編」ということで関西も含めて初めての講座を開催させて頂きました。体癖が凄~く絡んでいる話ではあるので「体癖講座」の名前が付いてはいますが、ある意味全く違う内容の講座になります。

 

個人セラピーに来られる方には、なるべく時間を作って部分的にではあっても何度も説明をしている話でもあるのですが、講座という場では初めて話す内容なので私にも少し緊張があったようです…。

 

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写真がなくて… 前回講座のやつです…(;^_^A

 

講座後の皆さんの反応は概ね良好なように感じましたが、私個人としては実は不完全燃焼感を感じていました…。まぁ私の場合9種体癖持ちなのでいわゆる「完璧主義」になりやすいんですが、今回も帰りの新幹線の中で「そいつ」がムクムクと湧き上がってきたんです…(;^_^A

 

あえて言葉にするならば…「俺はもうちょっとちゃんと(完璧に)話したかった…(話すべきだった…)」的な「想い」とでもいいましょうか…

 

初めはそれが、モヤ~っと腹から胸にかけて「在る」ことには気づいていましたが、私はとっさに無意識に無視しようとしていました…。でも30分ぐらいたってもなくならないそのモヤモヤ感を無視できなくなり、

 

「あぁ~、いかんいかん!…(;^_^A、これはちゃんと受け入れて感じなきゃな!」ってなった訳です。

 

この9種の人(特に私のように頭が9種の人)なら誰でも持ちやすい完璧主義にまつわる「想い」に気づいたときに、「あぁ~ 俺って 普段の体癖講座(基礎編)の時ってほとんど緊張せずに喋れてるんだな~」って改めて自覚できました。

 

基礎編はもう何度も何度も話していますからね、全く気負いすることなく話せているんだと思います。

 

こういうリラックスできた状態の時って、「体の私(8種)」と「頭の私(9種)」のバランスが取れた状態で話せているんです。でも今回の場合は特別編初開催という意識によって交感神経が優位になったようで…「頭の私(9種)」の方がかなり強く出しゃばって喋っていた感がぬぐえません…

 

リラックスさえ出来ていれば、普段自宅でカミさんと毎日のように話している内容ですし、個人セラピーの方にも部分的にですが毎回話していたりする内容なので話せない訳がないんですが…

 

頭が「ちゃんと(完璧に)話そう!」とか「ちゃんと分かってもらいたい!」なんて出しゃばってくると上手くいかなくなります。

 

大体初めての開催なんで完璧になんてできる訳がないし、そもそも何が完璧なのかよく分かりませんし、「分かって欲しい!」なんていくら考えたって分かるかどうかは相手次第であって私がコントロールできる領域ではありません…。

 

だけど「頭」ってのは終わったすぐから やってしまう訳です…。

「もっと完璧に話せたら、もっと分かってもらえたんじゃなかろうか・・・?」的な事を…(;^_^A

 

この時 私の体の中ではこの「もっと完璧に・・・」的な「想い」によって、後悔、落胆、憤り、反省、不安・・・などなど「様々な感覚が入り混じったモノ」が湧き上がってきています。つまりストレスを感じている訳です。

 

そしてこのストレスを感じさせられているのは「体の私」であって「頭の私」ではありません。「頭」は「何故完璧に話せなかったのか?」と原因について考えてたり、「どうすればもっと完璧に話せるだろうか?」と対策について考えてたり、「果たしてどのくらい分かってもらえたんだろうか?」と相手の領域について考えたり、「俺がもうちょっと〇〇だったら良かったのか…?」なんて自分を責める理由を考えたり・・・

 

つまり考える事に忙しくなりすぎて…全く感じるという行為に意識が向いていませんし、それどころか考える事によってますます「様々な感覚が入り混じったモノ」を刺激しては体の中にまき散らして…「体の私」にストレスと迷惑をかけている訳です。

 

感情的な感覚は感じて味わえば確実に減っていくものです。ちゃんと感情的感覚に集中しさえすれば3分もすれば大概のモノはボンヤリとしてきてあまり感じ取れなくなるもんです。

 

「体の私」からしてみれば…「もっと完璧に!」と想うことでワクワクな気分や感覚にでもさせてくれるんなら別に文句はないんだと思います。でも「もっと完璧に!」と想うことで苦しい気分や感覚にさせられるのは…どうにも納得がいかないんだと思います…(;^_^A

 

でもこういう出来事は実は起こるべくして私の人生に起きたことであり、必要があって起きている大切な出来事なんです。完璧主義に捕まって苦しみやすい私の様な9種頭を持つ人間は、多かれ少なかれ今回「体の私」が感じさせられたような感覚を溜め込んでいるはずです。そして体はもう…そんな感覚を抱え込んだまま生きていくのに疲れてきているのかもしれません。

 

だからいつまでたっても考えるばかりで感じることに意識を向けようとしない「頭の私」に気づかせるために、「もっと完璧に!」と想わせる出来事を用意して体験させてくれるのです。

 

「もっと完璧に!」という「想い」にくっついている不快をもたらす感覚に向き合って減らしていくためには、「もっと完璧に!」と想わせる出来事がきっかけ(着火剤)として必要ですからね!

 

なので私は、帰りの新幹線の中で自分の体の中に確かに湧き上がってきている感覚と共に居ながら… こんなイメージを体から受け取っていたような気がします…

 

 

「あのさぁ… 完璧に!完璧に!ってのもいいんだけどさぁ…」

「その想いによって今 俺(体)がどんな気分にさせられているか…お前(頭)分かってやってんの?」

「もっと完璧に!ってやってる時に、もう楽しさより苦しさの方が完全に勝ってるやん?、何なの?、マゾなの?」

「俺(体)は確かに8種体癖だから我慢して耐えるのは得意だったりするし、お前(頭)のその自虐プレイにも負けないつもりではいるけどさぁ…」

「もしかして完璧じゃないときの不快な感覚から逃れたくて、もっと完璧に!ってやってんのかもしんないけどさぁ… 逆に増えて…溜まりに溜まってることに気づいてないよねお前(頭)?」

「不快な感覚がどんどん増大しているから、それとセットになっているお前(頭)の想い、つまり“もっと完璧に!”という想いも、お前の中(頭の中)でうるさくなって制御出来なくなってんじゃないの?」

「お前(頭)だけ苦しんでくれるんなら別にそれでもいいんだけどさぁ… いつも苦しまされるのって俺(体)の方なんだよね実際のところ!!、感じるのって俺(体)が担当だからさぁ…」

「俺(体)が“苦しいんだってば!!”って送ったメッセージをお前(頭)が受け取って、それをさも自分(頭)が体験しているかのように錯覚してんじゃないの?」

「でもお前(頭)体験してないやん?、感じてるふりして…ず~っと原因や対策について考えたり、誰かや自分について考えてるだけやん?。むしろ考えることで俺(体)が感じたくないモンをどんどん増やし続けてるんだって!!」

「仮にその“もっと完璧に!”ってやつが達成されたとして…何がどうなるって期待してんの?。お客さんとの関係が完璧になるとか?、お客さんがもっと完璧に分かってくれるとか?、そんなの期待してる訳?」

「その時…俺とお前(体と頭)の関係がどうなってるか気づいてる?。全然完璧じゃなくなっているんだよ!。俺(体)の気持ちをお前(頭)は完璧なまでに分かってくれない奴になってんだけど…?」

「もう頼むから幼い頃とかを思い出してくれよ… あの頃は何をやるにも俺たち(頭と体)いつも一緒だったろう?。あの頃は何をやっていても楽しかっただろう?。もう忘れちまったのか?。本当はお前(頭)…今もアレが欲しいんじゃないのか?、アレを求めているんじゃないのか?」

「俺(体)の中に、お前(頭)との関係を幼い頃のような完璧な姿に戻したい!、お前(頭)ともう一度完璧に分かり合えてる関係に戻りたい!って気持ちがある限り、お前の中(頭の中)の…もっと完璧に!って想いが満たされる日は永遠にこないんだよ!」

「お前がずっと求めている完璧さは、外にはないんだよ、他人じゃないんだよ!」

「俺(体)こそお前(頭)に求めているんだよ!完璧さを…。お前(頭)との完璧な関係性を!」

「もっと完璧に!って想いによって… 俺とお前(体と頭)の関係が完璧じゃなくなる(壊れる)んだったら… その想いって…果たして完璧な想いなの?、完璧って一体なんなんだよ?」

「もう… 完璧さについて考えるのはやめて… 完璧さによって感じさせられている感覚の方に気づいて意識を向けなきゃいけない時期なんじゃないの…?」

「完璧さ!を手放したときにこそ得られる完璧さ!もあるんじゃないのか?」

「今は向き合いたくない…逃げたい…って言うのなら、それでもいいけどさぁ…。でも俺(体)はずっと諦めないよ。もし俺(体)が諦めたら…倒れちまったら…お前(頭)も共倒れなんだって!」

「だから諦めないんだよ。お前(頭)を助けたいんだよ!。そしてお前(頭)に助けてもらいたいんだよ!」

「お前(頭)と再び同じ目的のために生きたいんだよ!、自己一致したいんだよ!!」

「そろそろ…自分(頭)ばっかりで生きてるつもりをやめて…自身(体)のためにもお前(頭)のその智慧を使えるような存在になろう! 自分自身となって生きていこう!」

 

 

…みたいな…(;^_^A

あえて私の体癖全開のしつこくて暑苦しい表現をさせていただきました…(;^_^A

 

これは言葉を用いて話してこない体の声を、あえて言葉を使って置き換えてみただけです。体は喋りませんしこんなにお喋りじゃないと思います。

 

それに実際には感覚を味わっている時は何も考えずに、ただ体に感じられる感覚とともに居ただけなんです。後から思えばこんなことを「体の私」から言われたような気がしているだけです(頭の私が…)。

 

でも私は、テーマは違えどこういう事(関係性)が皆さんの内部でも起きていると思っています。時に大きなテーマだったり小さなテーマだったりするし、時に自覚があったりなかったりするでしょうが、皆さんの内部でも日常的に起きているんだと思っています。気づけずに無自覚に「体の私」を傷つけてしまっている事の方が圧倒的に多いとしても…。

 

2人の私の「自己不一致」が問題なんです。そしてどちらも本当は「自己一致」こそを望んでいるはずなんです!。

それに気づいていくための仕組みがこの世には存在しているんです。

 

なぜなら、この世界は「頭の私」が映写機となって…「体の私」がスクリーンとなって… つまり自分(頭)が自身(体)の中で体験している仮想現実なんですから。

 

だから自分自身を知る…という事が何よりも大切だと私は感じています。

 

今回 私に起こったこんな話が… 何故誰の人生にも起きるようになっているのか?。体癖論をベースにしながら、この世界の仕組みと自分自身との関係性や、自分自身を深く理解することの大切さを学んでいくのが「体癖講座 特別編」でもあります。

 

今回も結局時間オーバーしながら話させて頂きましたが、実はまだまだ話せていないテーマもあるので…今後また機会があれば3回目以降の講座の中に盛り込んでいこうと思っています。

 

次の特別編は今週末、羽曳野の「足圧屋みやも」さんにて開催予定です。

8月には大津の「はなCafé」さんでも開催予定です。

 

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