邪魔をしないこと!②
gorono-omoikomi.hatenablog.com
例えば風邪をひいてしまって、仕方なく1日仕事休んだりした日に・・・
「ねぇ あなた、明日の仕事大丈夫? もう1日休んだらどう?」
なんて場面で
「・・・大丈夫だって 明日までには何とかするから!」
とか言ってる場面を経験された方も多いのでは?と思いますが・・・
ぶっちゃけ あなた(私)は何一つ何とかしていません!
それ以前だって あなた(私)が何かを何とかしたことで風邪が治った事なんてなかったはずです。
せいぜい暖かくして早めに寝るとかしましたが、それって体に対してできる最低限のエチケットであります。(私も偉そうには言えませんが…)
ましてや「そうだ 薬飲まなきゃ!」なんてことは
必要があって出ている、熱や、咳や、鼻水などを出にくくしてしまい、
こういった症状を抑えこんで将来へのツケを溜め込んでいるだけです。
そもそも風邪を治せる薬なんてものは歴史上存在していないそうですね。たしか発明できたら大金持ちになれるとかなれないとか…
「う~ん、ちょっとまだしんどいな… でも… 明日までになんとかしなきゃ…」
とか思ったりして、明日までになんとかするために焦ったりしますが
その「その場限りだったりする変な責任感」でもって、なんとかしようと焦られても・・・
実は体にとっては邪魔にしかなっていないと思います。
体に言い分があるとすれば
- 「いやいやちょっと待って! 今まであなた(思考)が何かをしたから治ったんじゃないから!」
- 「俺たち(体の各組織器官)が頑張った結果治ってんだって!」
- 「て言うか、無駄に焦らないでくれるかな~、あなた(思考)が焦ると変なホルモンとか出たりしてこっちまで調子狂わされるんだよね…」
- 「お願いだから余計な仕事(消化とか薬の解毒とか…)増やさずに、風邪の時ぐらいおとなしくただ寝ててくれ!」
みたいな声が聞こえてきそうです。
「何とかして早く治さなきゃ…」と焦ったり、「こんなに辛いのって大丈夫なんだろうか?…」と心配したり
「明日の仕事は絶対休めない!」とか、「早く治して復帰しなければ評価が下がる!」とか考えたりしますが、
こういった「思考」が体の治癒を早める事はまずないと思います。
「俺は気力で治したぞ!」って誇らしげになっているときでも、
実は体の中では… 無理をして先延ばしにされた治癒のツケが回ってくる数年後のカウントダウンが始まっているのかもしれません。
私も自覚がありますが…(^_^;)
人間というのは たくさん焦れば… すごく心配すれば… さも早く治るような気がしている「勘違いな生物」なのかもしれません。
なんでこうなったんだろう…とか、もっと早く治って欲しい…とか、寝てる場合じゃないんだけど…なんて思うことで、
体が本気モードになったり、良さげなホルモンが大量に分泌されると思い込んでいるのでしょうか?
そして体に良さそう、早く治りそうと思って何かを食べたり、薬を飲んだりしますが、
例えば消化作業って物凄いエネルギーを消費するんです。
通常時ならそれでも消化で得られるエネルギーが上回っていれば収支はプラスになりますが、病気の時に消化作業を強いるのは体にとってはマイナスになります。
私は以前動物を扱う仕事(競走馬の育成)をしていたのでよくわかりますが、動物たちは具合が悪い時は基本的に一切食べようとしません。
ちゃんと自然の智慧でわかっているんだと思います。
もしくは人間のように「邪魔な思考」に煩わされていないからこそ、食べずにじっと治癒の時を待てるんだと思います。
睡眠が大事なのは当たり前の事実ですが、体の視点からみると
「邪魔な思考」かようやく黙ってくれる睡眠時こそが、一番仕事がしやすい時間帯なのでしょう。
だから睡眠前に食ったり飲んだりすることで消化という余計かつ大変な作業を増やすことが、いかに体の回復を妨げているかは言わずもがなです。
いくら体の不調で仕事を休んでいても… 長期休職中だとしても…
焦ったり心配することで「思考」が全然休んでいないのであれば、
その「思考」に突き動かされて余計なアクションをしているならば、
それは見た目だけが休んでいるのであって、本質的には休むどころか治癒の邪魔をしていると言ってよいのでは…。
でも もしかしたら…
邪魔をしているのではなく、「働きたくない!」という方の目的を達成しているだけなのかもしれませんが・・・(^_^;)
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